葉酸が認知症予防に効果的というのは本当?

葉酸が認知症予防に効果的というのは本当?

葉酸というと、妊娠中の女性や妊娠準備中の女性に必須の栄養素ということはよく知られるようになりました。葉酸は比較的最近になって、研究が進んできた栄養素で、その健康に対する効果が、徐々に明らかになってきています。

最近の研究では、葉酸が認知症の予防にも効果的だということが分かってきました。葉酸の健康効果について、調べてみました。

女性に注目されている葉酸

葉酸が認知症予防に効果的というのは本当?

近年では、食べ物やサプリメントから意識的に葉酸を摂取している人が増えています。特に多いのが妊娠中の女性、そして妊娠を望む女性です。

なぜかというと、葉酸には、お腹の赤ちゃんの成長をサポートする栄養素が豊富に含まれているためです。具体的には妊娠初期に赤ちゃんが神経系を作っていくはたらきを葉酸がサポートするといわれています。

実はそれ以外にも葉酸から得られるはたらきが証明されつつあり、なかでも認知症予防への効果に期待が高まっています。

食べ物と飲み物、サプリメントから摂取できる葉酸

葉酸はビタミンB群の一種であり、たくさんの野菜にその成分が含まれています。

身近な野菜のなかでは、ほうれん草、アスパラガス、枝豆があるほか、飲み物では緑茶から摂取できることが分かっています。

しかし葉酸には「ポリグルタミン葉酸」と「モノグルタミン葉酸」の2種類があり、この2つをバランス良く摂り入れるためにはサプリメントが薦められています。

食べ物や飲み物には「モノグルタミン葉酸」が含まれていません。そのため、葉酸を含む食事への意識を高めることと並行して、サプリメントを利用する方法が効率的といえるかもしれません。

葉酸が認知症予防に効果をもたらす理由

アルツハイマー型認知症は、脳にダメージが起きて発症するものだといわれています。脳がダメージを受けるのは、ホモシステインという悪玉アミノ酸が原因です。

そして、実は葉酸に、この悪玉アミノ酸を減らすはたらきがあることが分かってきました。

実際にアメリカで高齢者を対象に行われた調査では、葉酸を多く摂取している人ほど認知機能の低下がゆるやかであったと報告されています。

同じように、イギリスの調査においては、葉酸を多く摂取している人は脳の萎縮が少ないとの結果も出ています。

さらに葉酸は脳血管をうまく機能させるためのサポート的なはたらきをすることもあり、認知症への効果にますます期待が高まっています。

そのほかに、葉酸には記憶力の低下を防ぐという研究もあり、健康で長生きするために、ぜひとも活用したい栄養素の一つです。

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